今週いよいよ待望の退職金(の大半)が支払われます。
なぜ全部ではないのかというと、会社が退職金の一部を中退共(中小企業退職金共済)で運用しているからです。会社としては節税のためと思われます。
あれこれとお金の使い道に期待が膨らみますが、ただ退職金は人生一度きりの虎の子です。これをインフレが起きようとする日本経済のなかで守る気持ちも重要です。そこで資産(退職金)運用を本気で考えるわけです。ご存じのように、おそらくですが紙幣の価値は将来に向かって落ちていくのでしょう。ですから、退職金優遇金利が多少あるといっても銀行預金には魅力は感じません。インフレ率よりも金利が低すぎるからです。
そう思っていたところに、ウェブ上のバナー広告が目に飛び込んできます。「ドル建て定期預金8%」をあるネット銀行が謳っております。「8%」!?。6か月間利息8%で運用してくれるそうです。これは大きいぞ。
いや待てよ。ドル建てか。安い円を売って、高いドルを買うのか?
仮にドル建てを円に置き換えて大枚1000万円をつぎ込めば、6か月後40万円か!
いいじゃないのか?
いやいやいや利益の40万から税金20%も取られるし、円高になったら目も当てられない。元本割れもありえる。今後のアメリカの利下げを考慮すれば円高になる可能性は低くはない。
隠れコストといわれる(ドル円換金の際の)手数料も注意しなくてはいけない。などなど熟慮しましたが、このドル建て定期預金は、結局見送ることにしました。
ドル建て…安定性があるのかどうか。。読めない。
こうして、わたしの退職金運用の模索が続きます。
次回はドル建ての資産運用について書こうと思います。ご一読ありがとうございます。