60歳定年退職男の「リタイア」日記

徒然なるままに「リタイア後」の現実を綴ります。

SBI株主説明会の概要は?

SBIHDの株主説明会に行ってきました。SBIはインフォメーションミーティングと称しておりますが。

今日の名古屋駅

 

 

名古屋マリオットホテルの大会場は満席の大盛況、個人株主である出席者はおそらく1000人は超えていると思われます。恐るべしSBIの集客力。

 

わたしも含めて株主が一番知りたいこと、、、それはSBI住信ネット銀行をどうするかですよね。ご存じのとおり、SBIは3年前に新生銀行を傘下に収めているので、同じような銀行を二つ持つ意味があるのかないのか。そんなことからNTTドコモ住信ネット銀行の買収に動くという記事が週刊文春に載りました。

 

早速、質疑応答冒頭にそのことへの質問が飛びます。

 

SBIの担当重役は、その質問に対して「それは一般論として少し前から存在します。しかし、具体的な話はいまのところありません。たしかにKDDIがジブン銀行を傘下に収めたりしておりますので、、、。NTTも通信と金融の融合を考えないわけはないでしょうから。」とはっきりしませんが、今日時点ではコメントしようがないというのが本音でしょう。

わたしは住信ネット銀行を経由してSBI証券で資金運用をしておりますので、気になるのですが、仕方ないです。

 

しかし、明快にいえることは、今後SBIは住信ネット銀行ではなく新生銀行に資源を投入して、事業的にもガンガンそこに傾注していくだろうということです。かつて新生銀行に注入された公的資金の返済(3,300億円)にも鋭意尽力していくことを明確にしております。なにせSBI証券が「手数料ゼロ円革命」を実施した結果の逸失収益188億円は、金融収益で取り戻そうとの考えのようです。(住信SBIの行く末は気になりますがね。)

 

やはり手数料ゼロですから、どこかに歪(ひずみ)は生まれそうです。

 

そのほか、暗号資産にも注力するとのこと。DMMビットコインが廃業し、その事業をSBIVCトレードに引き継がれること。新米大統領トランプは暗号資産を重要視する考えを示唆しており、日本でもその機運の高まりに乗じて(ロビー活動などで)暗号資産の税制を株式並みに緩和したいと心強いコメントもありました。ビットコイン0.01以下を持つ私としても、はばかりながら規制緩和に期待したいです。

 

実はわたしも質疑応答の際(1000人を前にビビりながら)手を挙げて質問しました。

 

質問は「セキュリティトークン」についてです。

(嫌味で、事業として失敗したSBIソーシャルレンディングについても触れてやりました💦、担当重役、「すみませんでした」と一言。)

担当重役曰く、

今後は不動産ST(セキュリティトークン)に飽き足らず、債券STにも展開を進めたいと意気込まれました。発展を心待ちにしましょう。

 

いずれにしても、SBIはすでに規模的にも事業展開的にも3大メガバンクの次のランクにあるようで、勢いを感じました。

重役の説明はびっちり2時間に及びました。質疑応答も30分の長丁場でした。本当にお疲れ様でした。

 

ご一読ありがとうございました。